パリ郊外~サモエドと一緒

日々の生活記録を書き散らしています。
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カレンダー詐欺だと思ったら本物だった。

お天気の良い今日の午後、ピンポ~ン、とチャイムの音。

ドアから顔を出すと、外の門越しに昨日の二人の男性が。

「マダーム、約束通り挨拶に来たよ!良い一日を~!」

と、爽やかに二人の作業員が、手を振りながらゴミ収集車とともに去っていきました。
今日は、週に一度の庭のゴミを出す日です。

剪定した木の枝や、刈った芝を指定のゴミ袋に入れて、家の前に出しておきます。
家によっては何十個になることもあり、それを走りながら手で運んでトラックにポイポイと投げていくので、大変そうなお仕事です。

フランスの年末は、彼らのような家庭ごみの収集の人、郵便配達の人や、消防士の人たちが、各家庭にカレンダーを持ってやってきます。
カレンダーと引き換えに、チップ、一年の心づけを渡します。(義務ではありませんが、普通は渡します)

だいたい、5ユーロ、10ユーロ、20ユーロって感じでしょうか。
以前、いつもの郵便配達の人に5ユーロ渡したら翌年態度が何気に冷たかったので、以来20ユーロを渡しています。
態度は温かくなりました。

でも近年は、家庭ごみ収集人を語る詐欺に注意!といったような情報を地元タウン誌やインターネットで見かけるようになりました。
怪しいと覆ったら勤務先の証明書の提示を求めたり、警察に連絡を、と。

なので、彼らが昨日カレンダーを持ってやってきた時、この人たちは詐欺、と、はなっから疑ってしまいました。
以下、昨日の私と彼らとの会話、(  ) 内は私の心の声です。

私 「最近、ネットでカレンダー詐欺の話をよく聞くんだけど、パリでは家庭ごみ収集の方たちがカレンダー配るの禁止になったのよね?」

彼 「パリはそうだけど、パリ以外ではカレンダーを配るのは自由なんですよ。」

(むむむ、言いくるえられるものか!)

私 「 じゃあ、勤務先の証明書もっているの?」

彼 「あります。ほら、これです。」

(用意周到にこんな紙切れまで用意しちゃって)

私 「 あら、でもこれ、写真ないわね。写真付きの証明書はあるの?」

彼 「ええと、会社には写真付きの証明書をお願いしたことはあるんですけど、要求を受け入れてもらえなくて。」

(まー、いけしゃーしゃーと!)

私 「 じゃあ、身分証明書は?」

彼 「あります、あります。」

と、お財布開いて身分証明書を取り出す彼。

ふと手元をみると、お財布の中には3歳くらいの可愛い女の子の写真が・・・、まさか可愛い子供の写真まで用意周到の詐欺?
いやいや、写真の縁がちょっとよれていて、いつも大事に持ち歩いているんだろうな。

私 「オーケー、わかったわ。」

(もーなんか、面倒になってきた、詐欺でもいいからカレンダー置いて早く消えてよ。)

彼 「心配だったら明日、この地区の収集の日だからお宅の前を通り過ぎるとき、挨拶しますよ。うん、そうしましょう?」

私 「いいわよ、そこまでしなくて。」

(ていうか、うちに強盗に来るんじゃないでしょうね?)

彼 「その方が安心だから、」

(私、その方がぜんぜん安心じゃないんだけど。)

私 「ま、あなたがそうしたいんだったら。」

彼 「それじゃあ、明日!」

というような、会話を交わし、結局、彼らは10ユーロを受け取り、私の手元には1枚の段ボール製のそり犬のカレンダーが残ったのでした。

そして翌日の今日、本当に仕事姿の彼らが現れたのです。
彼らは詐欺ではありませんでした。

彼らの会社のサイトをよくチェックしてみると、「詐欺に注意」と、警告したうえで、会社としては年末カレンダー配りを認めてはいないけれど、各個人でやっている職員もいる、と書いてありました。
職員個人でやっている分には目を瞑っている、ということでしょうか?

本物と知っていれば20ユーロ渡したかった。

それにしても、人を疑って何かを要求するのって、精神的にすごく大変なことだなーと実感した出来事でした。

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【 2015/11/10 】 フランス生活 | TB(-) | CM(0)
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